お客さんを増やしたい

飲食店のSNS集客やり方入門|何から始めるかわからない店主がまず整えるべき順番

結論から言うと、飲食店のSNS集客が続かない一番の理由は「やり方」ではなく「順番」の間違いにあります。

「インスタを始めたけど反応がない」「Googleに登録したけど来客が増えない」という声をよく聞きます。でも実際に話を聞いてみると、やっていること自体は間違っていない。ただ「どの段階のお客さんに向けて、どの施策を打つか」がバラバラなんです。

この記事では、SNS集客の専門用語や難しい理論は一切使わず、「まず何を整えれば仕組みが動き始めるか」の順番だけをお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. SNS集客が「単発で終わる」原因と、仕組みに変えるための考え方
  2. 飲食店が整えるべき3つのフェーズと、やる順番の理由
  3. 「SNS苦手」な店主でも実際に動けた、最初の一手の具体例
  4. 接触頻度を増やすことが、なぜ値引きより強い集客になるのか

こんな方におすすめ

  • ✅ SNSを始めてみたが、投稿が続かず反応もなくて迷っている飲食店の店主
  • ✅ チラシやポータルサイト以外の集客方法を試したいが何から手をつけるか分からない方
  • ✅ 「マーケティング」という言葉に拒否反応があり、もう少し自分の言葉で理解したい方
  • ✅ 投稿数回、チラシ1回で終わってしまい、継続できないと悩んでいる方
  • ✅ SNSやデジタルツールは苦手だけど、値引きに頼らない集客を探している方
飲食店のSNS集客やり方入門|何から始めるかわからない店主がまず整えるべき順番 | 全国の繁盛店がやっている増益繁盛店作りの強化書

「SNS集客=投稿する」だと思っているうちは仕組みにならない

先日、居酒屋を経営されている40代の男性オーナーさんからこんな相談をいただきました。「インスタに料理の写真を上げてるんですが、フォロワーが増えるわけでもなく、来客につながってる感じがしなくて。何が足りないんでしょうか?」

この質問、本当によく聞きます。そしてほぼ毎回、答えは同じです。

投稿が「発信」で終わっていて、「接点を作る仕組み」になっていない。

SNSで料理写真を投稿するのは「知ってもらう」段階、つまりお客さんの購買行動の一番最初の「認知」にしか働きかけていません。でも来店するまでには、認知→興味→来店意欲という段階があって、それぞれに対してやることが違う。

認知だけに力を入れても、来店には直結しない。だから「投稿しているのに来ない」という状態が生まれるんです。

❌ よくあるパターン:SNS投稿を「集客」だと思って始める

  • フォロワーが増えないとやる気を失って投稿が止まる
  • インスタ・X・TikTokと複数に手を出して全部中途半端になる
  • 来客につながらないので「自分には向いていない」と結論づける

✅ 仕組みになるパターン:SNSを「入り口」として正しく位置づける

  • SNSは「認知」の入り口と割り切り、来店後の接点をLINEで設計する
  • プラットフォームは1つに絞り、週2〜3投稿を半年続けることに集中する
  • 投稿の目的を「来店」ではなく「LINE登録」や「Googleへの誘導」に変える

「順番が大事とは分かったけど、自分の店はどのフェーズが弱いのか、正直まだよく見えない」という方へ。無料小冊子『顧客の購買行動を軸とした販促改善の教科書』では、認知から再来店までの8ステップを分解し、各段階で今日からできる具体策と自店診断ワークシートをまとめています。メールアドレスだけで30秒で受け取れます。

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整える順番はこれだけ。3フェーズを前から埋めていく

飲食店のSNS集客を仕組みにするには、以下の3フェーズを「この順番で」整えていくことが重要です。

集客フェーズ STEP 1:まず「店内」を整える(①店内販促フェーズ)

新規集客より先に、今来てくれているお客さんへの対応を固める

多くの店主が「新規を増やしたい」と言いながら、今来てくれているお客さんに「また来てもらう仕掛け」がないまま新規集客に手を出しています。これは、バケツの底に穴が開いたまま水を注ぎ続けるようなもの。

まず整えるべきは、テーブルのPOP、メニューブックの見せ方、名物メニューの打ち出し方です。お客さんが来店中に「これいいな」「もう一品頼もうかな」と思える状態を作る。これが最初の一手です。

⚠️ よくある失敗:メニューにすべての料理を並べて、どれが名物か分からない状態のまま新規集客を始めること。まずメニューを「選ばれやすい見せ方」に整えることが先です。

集客フェーズ STEP 2:「再来店」の仕組みを作る(②再来店対策フェーズ)

来てくれたお客さんとの接点を、お店が管理できる形で持つ

ここで登場するのがLINE公式アカウントです。「SNSが苦手なのにLINEまで?」と思った方、安心してください。LINEの運用は、インスタやXより格段にハードルが低い。

来店時に「次回使えるサービス券をお渡しします」とLINE登録を案内するだけで、顧客リストが積み上がっていきます。そのリストに月1〜2回、「今月のおすすめ」や「季節限定メニューのお知らせ」を配信する。これが「接触頻度を増やす仕組み」です。

心理学では、人は接触回数が増えるほど好感度が上がることが知られています(ザイアンス効果)。値引きしなくても、定期的に顔を出すだけで「そろそろあの店に行きたいな」と思ってもらえるようになる。これが値引き集客より強い理由です。

⚠️ よくある失敗:LINE登録してもらったのに配信を止めてしまうこと。月1回でいいので続けることが命綱です。

集客フェーズ STEP 3:新規集客の入り口を整える(③新規集客フェーズ)

Googleビジネスプロフィールを整え、SNSはその補助線として使う

STEP1と2が整ってから、初めて新規集客に本腰を入れます。ここでSNSの出番です。ただしSNSより先に整えてほしいのがGoogleビジネスプロフィール。「〇〇駅近く 居酒屋」と検索したとき、あなたの店が上位に出るかどうかを左右する無料ツールです。

写真を定期的に追加し、営業時間・メニューを最新にしておくだけで、検索経由の来客は確実に増えます。Google広告を使った飲食店の集客方法についての詳しい解説もありますが、まずは無料のビジネスプロフィールから始めるのが現実的です。

SNSはその次。インスタで料理写真を投稿しながら「詳しくはGoogleマップで検索を」「LINE登録でサービス券プレゼント」と誘導する。こうすることでSNSが「認知の入り口」として正しく機能し始めます。

⚠️ よくある失敗:インスタもX(旧Twitter)もTikTokも全部始めようとすること。1つに絞って、半年続けてから考えましょう。

✓ ここまでのポイント

  • SNS集客が続かない理由は「投稿の仕方」ではなく「順番の間違い」にある
  • 整える順番は①店内販促 → ②LINE再来店対策 → ③Googleビジネスプロフィール → ④SNS投稿
  • 接触頻度を増やすこと(ザイアンス効果)が、値引きより強い集客になる

「SNS投稿→LINE→Googleの順番は分かった。でも自分の店でどう組み合わせればいいか、具体的なイメージが持てない」という段階にいる方へ。無料小冊子には、客単価・再来店・新規集客それぞれで「やるべき優先順位」を実際の店舗タイプ別に整理したワークシートが付いています。メールアドレスだけで今すぐ受け取れます。

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「SNS苦手」でも実際に動けた店主が最初にやったこと

ここで正直に言うと、私がサポートしてきた飲食店の店主の中で、最初からSNSが得意だった方はほぼいません。

「販促初心者でSNSも苦手な店主でも実行できた」

増益繁盛クラブ会員 実践者の共通の声

この言葉、私が20年間コンサルをやってきて、一番よく聞く感想です。「難しそうだと思っていたけど、順番通りにやったら動けた」。

具体的に何をやったか。一例を挙げると、あるラーメン店の30代男性オーナーさんは、最初にやったことが「Googleビジネスプロフィールの写真を10枚更新する」だけでした。スープの写真、外観、店内の様子。それだけでGoogleマップ経由の検索表示回数が増え、来客数が動き始めた。

次にやったのがLINE公式アカウントの開設と、来店時のQRコード配布。「次回使えるトッピング無料券」をLINE登録者限定で配ったところ、登録者が3ヶ月で100人を超えました。

インスタを始めたのは、その後です。週に2回、仕込みの様子やその日のおすすめを投稿する。投稿の最後に必ず「LINE登録でお得な情報をお届けしています」と一言添える。これだけです。

「やることを増やす前に、やめることを決める。それが実行できる人とできない人の分かれ道です。SNSも、全部やろうとすると全部中途半端になる。1つ選んで、続ける。その繰り返しが仕組みになる。」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・繁盛店研究所代表)

苦手意識がある方こそ、「完璧にやろうとしない」ことが大切です。週2回の投稿を半年続ける方が、毎日投稿して3週間で燃え尽きるより何倍も成果が出ます。

仕組みとして動かすために、最後に確認してほしいこと

チェックポイント①:新規集客より先にやることが残っていないか

メニューブックに「名物メニュー」が明確に打ち出されているか。テーブルにPOPはあるか。来店中のお客さんが「もう一品頼みたくなる」状態か。ここが整っていないまま新規集客しても、来たお客さんを活かしきれません。

✅ ポイント:まず今来てくれているお客さんの「客単価」と「再来店率」を上げることに集中する。新規集客はその後。

チェックポイント②:来店したお客さんの連絡先を取れているか

SNSのフォロワーはプラットフォームのアカウント。アルゴリズム変更で突然リーチが落ちることもあります。一方でLINEの友だちリストは、お店が直接連絡を取れる資産。この違いは大きいです。

✅ ポイント:SNSはLINE登録への入り口として使う。顧客リストを「自分のお店の資産」として積み上げることが、長く続く仕組みの土台になる。

チェックポイント③:続けられる投稿頻度を決めているか

「毎日投稿しなければ」と思い込んでいる方が多いですが、飲食店のSNS集客では週2〜3回の投稿を半年続ける方が、来客への影響は圧倒的に大きい。理想より続けられるペースを選んでください。

✅ ポイント:「週2回、火曜と金曜に投稿する」と曜日と回数を決める。決まったリズムがあると投稿を考える時間も減り、長続きしやすくなる。

SNS集客に行き詰まっている飲食店オーナーさんの多くは、飲食店の経営で何を相談すれば前進するかという視点が整理されていないまま動いているケースが少なくありません。「今の自分はどのフェーズか」を確認することが、最初の一歩になります。

まとめ:順番が正しければ、苦手でも動ける

飲食店のSNS集客は、「上手い投稿」より「正しい順番」の方がずっと大切です。

整える順番をもう一度確認しておきましょう。

  1. 店内販促を整える(名物メニューの打ち出し、POP、メニューブック)
  2. LINE公式アカウントで再来店の仕組みを作る(登録特典、月1〜2回の配信)
  3. Googleビジネスプロフィールを整える(写真・営業時間・メニューの更新)
  4. SNS投稿を週2〜3回のペースで始める(LINE登録への誘導を毎回添える)

この順番で進めると、投稿1本が「認知→LINE登録→再来店」という流れを自然に作り始めます。値引きもクーポンも使わず、接触頻度を増やすことで「また行きたい」と思ってもらえる仕組みです。

SNSが苦手でも、パソコンが得意でなくても、順番さえ合っていれば動けます。料理人出身の店主が経営を学び始めるときの順番と同じで、「何から手をつけるか」が明確になれば、あとは一つひとつ積み上げるだけです。

「自分の店ではどのフェーズが一番弱いか」——まずそこを確認するところから始めてみてください。

ここまで読んで「順番は分かった、でも一人でやり続ける自信がない」と感じた方へ。増益繁盛クラブでは、毎月の実践ノウハウ共有と全国の飲食店・美容室オーナーとの横のつながりの中で、「続けられる仕組み」を一緒に作っていきます。入会案内ページで内容・料金・よくある質問を確認してから、自分に合うかどうか判断してください。

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  • この記事を書いた人

ハワードジョイマン

利益倍増アドバイザー 中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345) 絵本作家(構想・シナリオ担当) ・有限会社繁盛店研究所 代表取締役 ・株式会社繁盛店研究出版 取締役 ・繁盛店グループ総代表 ・株式会社トクスル 代表取締役 ・株式会社日本中央投資会 代表取締役 1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区) 自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。 大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。 市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。 取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。 お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。 こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。 発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。 会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。 コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。 どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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