「料理には自信がある。でも売上が伸びない」
「コンサルに相談したいけど、何を話せばいいか分からない」
「そもそも自分の店の問題がどこにあるのか、自分でもよく分からない」
こういう声、本当によく聞きます。飲食店を経営されている方が経営コンサルを探しているとき、多くの方が「うまく相談できるか不安」という気持ちを抱えています。でも実は、その「何を相談すればいいか分からない」という状態そのものが、相談の入り口になります。
この記事では、飲食店の経営コンサルに相談するときに「前進するための悩みの持ち方」と「売上が伸び悩む本当の原因」を、具体的な事例をまじえてお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 飲食店の売上が伸び悩む「本当の原因」はどこにあるか
- 経営コンサルに相談するとき、どんな悩みを持ち込めば前進するか
- お客さんの購買行動を7段階に分解する思考法と、具体的な改善の手がかり
- 実際に月商130万円から450万円へ伸びた飲食店が何を変えたか
こんな方におすすめ
- ✅ 「美味しい料理を出しているのになぜか売上が頭打ち」と感じている飲食店経営者の方
- ✅ 経営コンサルに興味はあるが、何をどう相談すれば前進するか分からない方
- ✅ 忙しく働いているのに手元にお金が残らない、その原因を掴みたい方
- ✅ 食べログ・ホットペッパー頼みの集客から抜け出したい方
- ✅ 値引きやクーポン以外で売上を伸ばす方法を知りたい方

目次
「料理が美味しいのに売れない」は、なぜ起きるのか
飲食店の経営コンサルに相談が来るとき、最も多い悩みは「売上が伸び悩んでいる」です。そして多くの場合、経営者の方は「もっと料理を磨けば解決するはず」と信じて努力を続けています。
でも、ここに大きな落とし穴があります。
売上はお客さんの「購買行動の結果」です。どれだけ料理が美味しくても、お客さんがそのお店を知らなければ来ません。知っていても興味を持たなければ来ません。興味を持って外観を見たとき入りにくければ通り過ぎます。入ってもメニューブックが分かりにくければ安いものだけ注文して帰ります。そして一度来ても再来店のきっかけがなければ二度と来ません。
つまり、売上が伸びないのは「料理の質が低いから」ではなく、お客さんが次の7段階のどこかで脱落しているからです。
- ①知る → ②興味を持つ → ③来店する(外に来る) → ④入店する(中に入る) → ⑤注文する → ⑥会計する → ⑦再来店する
料理を磨くのは③以降の話。でも多くの飲食店経営者が悩んでいるのは、①②③の段階で客が来ていないか、⑦の再来店が起きていないかのどちらかです。問題の場所が違うのに、料理ばかり磨いても、売上は動きません。
「頑張り方を変えずに、頑張る量だけ増やしても売上は変わりません。どの段階でお客さんが離れているかを先に特定する。そこから始めないと、どんな努力も空振りになります。」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・繁盛店研究所 代表)
「どの段階でお客さんが来なくなっているか、自分ではまだよく分からない」——そう感じているなら、まず購買行動の8ステップを自分の店に当てはめるところから始められます。無料小冊子『顧客の購買行動を軸とした販促改善の教科書』では、認知から再来店まで各ステップの具体的なチェック項目と今日から使える改善策を収録しています。メールアドレスだけで、30秒で受け取れます。
経営コンサルに持ち込むと前進する「悩みの解像度」とは
では、経営コンサルに相談するとき、どんな悩みを持ち込めば話が前進するでしょうか。
結論から言うと、「どの段階でお客さんが来なくなっているか」を仮説として持って来ると、会話が一気に具体的になります。
たとえば、こんな形で整理して来た経営者の方は、コンサルでの話の密度がまったく変わります。
チェックポイント1:お店の存在を知ってもらえていますか?
新規のお客さんが来ていない場合、まず「認知」の問題を疑います。Googleマップで自分のお店を検索したとき、競合より上に出てきますか?近隣の住民や会社員が「ここにこんな店がある」と知っているかどうかが、スタートラインです。
✅ ポイント:Googleビジネスプロフィールの写真・営業時間・メニュー情報は最新になっていますか?口コミへの返信はしていますか?認知はまず「検索されたときに正しく表示されること」から始まります。
チェックポイント2:外観を見て、お客さんは入ってきていますか?
お店の前を通る人はいるのに入店率が低い場合、「入店ハードル」の問題です。看板が見えにくい、照明が暗い、メニューが外から確認できない、こういった要素が入店の判断に直結しています。
✅ ポイント:夜の時間帯に自分のお店の外観を遠くから見てみてください。照明の明るさ、看板の視認性、外から伝わる雰囲気——これだけで入店率は変わります。
チェックポイント3:メニューブックの並び順は何を基準にしていますか?
入店後の「注文」の段階では、メニューブックの設計が客単価を決めます。安い順に並べると、お客さんは一番上(一番安いもの)しか見ません。一番売りたいメニュー、利益が残るメニューをどこに置くかで、注文点数と客単価がまったく変わります。
✅ ポイント:今のメニューブック、一番上・一番目立つ位置にあるのはどのメニューですか?それはあなたが「一番売りたいメニュー」ですか?ここを見直すだけで、客単価が上がるお店は実際に多いです。
チェックポイント4:一度来たお客さんに、再来店のきっかけを渡していますか?
「また来ようと思っていたけど、きっかけがなかった」——お客さんが来なくなる理由のほとんどはこれです。嫌いになったから来ないのではなく、次に来る理由がないから来ない。満席で入れなかったお客さんに「2週間限定の再来店券」を渡す、LINEを追加してもらってお得情報を届ける——これだけで再来店率は変わります。
✅ ポイント:帰るお客さんに「また来てください」以外の何かを渡していますか?来店周期を縮めるきっかけを設計しているかどうかが、リピート率の差になります。
✓ ここまでのポイント
- 売上が伸びない原因は料理の質ではなく、お客さんの購買行動の「7段階のどこか」で脱落しているから
- 経営コンサルに相談するとき、「どの段階でお客さんが離れているか」の仮説を持って来ると話が一気に具体的になる
- 認知・入店・注文・再来店、それぞれの段階に対応する改善策がある
「メニューの見せ方を変えただけで客単価が上がった」「再来店券を渡すだけでリピートが増えた」——こうした手順を自分の店に当てはめてみたいなら、巻末の自店診断ワークシートが手元にあると整理が早いです。無料小冊子に収録されているので、まずダウンロードして手元に置いてみてください。登録はメールアドレスのみ、30秒で完了します。
実際に月商130万円から450万円になった飲食店が変えたこと
「理屈はわかるけど、本当に変わるの?」という方に、実際の事例をお伝えします。
「地域にない独自のメニューを作っただけで、ランチの客単価と集客数が同時に上がりました。それまでは普通のランチを出していたのに、月商が130万円から450万円になるとは思っていませんでした。」
和歌山県の飲食店経営者(増益繁盛クラブメンバー)
この方が実践したのは、ランチメニューにハンバーグ・ハラミステーキ・エビフライの「メイン3つ同時盛り」プレートを開発したことです。価格は2,300〜2,500円。決して安くありません。
でも、このメニューが地域に存在しない独自コンセプトだったことで、SNSでの口コミが広がり、「このお店でしか食べられない」という理由で来るお客さんが増えました。客単価と集客数が同時に上がり、月商が3倍以上になっています。
ここで注目してほしいのは、「設備投資ゼロ」「値引きゼロ」だという点です。むしろ客単価は上がっています。変えたのは「何を、どんな見せ方で、どんな価格で出すか」という設計の部分だけです。
これはまさに、お客さんの購買行動の「②興味を持つ」「⑤注文する」「⑦再来店する」の3つの段階を同時に改善した事例と言えます。「地域にないもの」という差別化が認知と興味を生み、「3つ同時盛り」という見た目のインパクトが注文と口コミ投稿を生み、「また食べたい」という体験がリピートを生んだ。
経営コンサルへの相談で前進するのは、「なんとかしたい」という漠然とした悩みではなく、「うちのお客さんはどの段階で来なくなっているのか」という問いを持った方です。
「何から相談すればいいか分からない」その状態こそ、相談の出発点
ここまで読んでくださった方の中には、「自分の店がどの段階で詰まっているか、まだよく分からない」という方もいると思います。それで全然構いません。
私がこの20年間、全国の飲食店・美容室経営者1万人以上のメルマガ読者・数百名の会員さんと向き合ってきた経験から言えることは、「問題の場所が分かっていない」という状態そのものが、最初の相談として最も多いということです。
経営コンサルは「答えを持っている人」に相談するのではなく、「問いを一緒に整理してくれる人」を探すものだと思っています。あなたのお店の売上・客数・リピート率・メニュー構成・集客の現状を一緒に棚卸しして、「今あなたのお店はこの段階で詰まっています」を特定するところから始める。そこから手を動かす順番を決める。
「料理には自信がある。でも売上が伸びない」という悩みを持っている方は、ぜひ一度、自分のお店を7段階の購買行動で分解してみてください。どの段階が弱いか、意外とすぐ見えてきます。
「お客さんが来ない理由は、あなたの料理が嫌いなのではありません。来るきっかけがないか、来ても次のきっかけがないか、そのどちらかです。問題の場所さえ分かれば、打つ手は必ずあります。」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・繁盛店研究所 代表)
まとめ:経営コンサルに相談して前進するための考え方
この記事でお伝えしてきたことを整理します。
- 売上が伸び悩む本当の原因は、料理の質ではなく「お客さんの購買行動の7段階のどこかで脱落していること」
- 経営コンサルへの相談で前進するのは、「どの段階でお客さんが離れているか」を仮説として持って来たとき
- 認知→興味→来店→入店→注文→会計→再来店、それぞれに対応する具体策がある
- 和歌山県の飲食店のように、設備投資も値引きもせず「メニューの設計を変えるだけ」で月商が3倍以上になった事例も実在する
- 「何を相談すればいいか分からない」という状態こそ、最初の相談として最も多い出発点
まずは自分のお店を7段階に分解してみること。それだけで、今日から動ける改善のヒントが見えてきます。
もし「自分の店はどの段階が弱いのか、一緒に整理してほしい」という方は、まず無料の小冊子とメールセミナーで、この考え方の全体像に触れてみてください。飲食店・美容室経営者の方が実際に手を動かした具体的な事例も、毎回たっぷりお届けしています。
「7段階のどこが弱いか分かった。でも一人で動き続ける自信がない」——その感覚は正直だと思います。増益繁盛クラブでは、全国の飲食店・美容室経営者が毎月セミナーと掲示板で実践事例を共有しながら、孤独な決断を一人にしない環境で学び続けています。入会案内ページで会員クラスの内容と料金を確認したうえで、自分に合うか判断してみてください。