お客さんを増やしたい

飲食店の集客コンサルに依頼する前によくある質問|費用・効果・失敗しない選び方

年が明けて少し落ち着いてきたこの時期、「今年こそ本腰を入れて経営を立て直したい」と動き始める飲食店経営者の方が増えてきます。そういったタイミングで多くなるのが、集客コンサルへの問い合わせです。

飲食店の集客コンサルに依頼するには、まず「自分の店の何を解決したいのか」を整理することが出発点です。費用・効果・選び方の疑問はもちろん大切ですが、実際には「値上げしたい。でも客が減るのが怖くて踏み切れない」という悩みを抱えたまま相談に来られる方が非常に多い。今回はその本質的な問いにも、しっかり向き合った内容でお届けします。

📋 この記事でわかること

  1. 集客コンサルの費用感と、費用対効果の考え方
  2. 「値上げしたら客が減る」という思い込みの正体と、価値の伝え方
  3. メニュー名を「作業名」から「ご利益の言葉」に変える具体的な手順
  4. コンサルに依頼する前に自分でできること・依頼してから期待できること

こんな方におすすめ

  • ✅ 集客コンサルへの依頼を検討しているが、費用や効果のイメージが掴めない方
  • ✅ 値上げしたいけれど「お客さんが離れるのでは」と踏み切れない飲食店オーナーの方
  • ✅ メニューを改善したいが、どこから手をつければいいか分からない方
  • ✅ 値引きクーポンに頼らずに売上と利益を伸ばしたいと考えている方
  • ✅ ポータルサイト依存から抜け出して自力集客の仕組みを作りたい方
飲食店の集客コンサルに依頼する前によくある質問|費用・効果・失敗しない選び方 | 全国の繁盛店がやっている増益繁盛店作りの強化書

集客コンサルの費用はどのくらいかかるの?

集客コンサルの費用は、提供形態によってかなり幅があります。単発の個別相談なら1回あたり1万5,000〜5万円前後、月次顧問契約や会員制サポートになると月額3万〜10万円前後が一般的な目安です。

大切なのは「費用が安いか高いか」ではなく、「その費用を払うことで、何がどう変わるのか」を先に確認することです。たとえば月額3万円のサポートでも、客単価が500円上がり、月200人来店するお店なら月10万円の利益増になります。費用ではなく投資対効果で判断する習慣をつけておくと、コンサル選びの目線が変わります。

また、飲食店コンサルを選ぶ際のチェックポイントとして、「実際に飲食店の現場を知っているか」「値引きに頼らない方法を持っているか」は必ず確認してください。コンサルタントによっては「まず広告費を増やしましょう」という提案が多く、費用だけが増えて利益が残らないケースもあります。

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効果が出るまでにどのくらいの期間がかかるの?

「すぐ結果が出ますか?」はよく聞かれる質問です。結論から言うと、取り組む内容によって異なります。

たとえばメニューブックの見せ方改善やPOPの変更など店内販促の工夫は、実行した翌日から注文の傾向が変わり始めます。一方、Googleビジネスプロフィールの最適化やGoogle広告を使った新規集客は、効果が安定するまでに2〜3ヶ月は見ておくほうが現実的です。

私がよくお伝えするのは「新規集客より先に、今来てくれているお客さんからいただく売上を最大化する」という順番です。入店率・注文点数・客単価を改善するほうが、広告費をかけるより投資対効果が高いケースがほとんどです。20年以上、全国の飲食店・美容室の経営者を支援してきた経験からも、この順番を外したお店は成果が出るまでに余計な時間がかかっています。

✓ ここまでのポイント

  • 費用は形態によって異なるが、大切なのは費用対効果で判断すること
  • 効果が出るまでの期間は取り組む内容で変わる。店内販促は即効性が高く、広告は2〜3ヶ月が目安
  • 新規集客より先に「今来ているお客さんからの売上」を最大化する順番が重要

値上げ前に価値の伝え方を整えるという順番、頭では分かっても「自分のお店でどう動けばいいか」が見えない方は多いです。小冊子の巻末には自店診断ワークシートが付いていて、どのステップで売上を落としているかを自己診断できます。完全無料、必要なのはメールアドレスだけです。

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値上げしたら本当に客が離れるの?

これが今回、一番掘り下げたい質問です。「値上げ=客が減る」と思い込んでいる飲食店経営者の方は、本当に多い。でも実際のところ、客離れが起きる原因のほとんどは「値上げそのもの」ではなく、「値上げに見合う価値をお客さんに伝えられていないこと」にあります。

先日、和歌山県の飲食店経営者の方からこんな事例を共有していただきました。

「ランチにハンバーグ・ハラミステーキ・エビフライの3つを同時に盛り込んだプレート(2,300〜2,500円)を開発したら、地域にそういうメニューがなかったこともあって、客単価も集客数も同時に伸びました」

和歌山県・飲食店経営者(増益繁盛クラブメンバー)

このお店は値上げを「価格だけの話」にせず、「地域に存在しない体験」として提案することで、お客さんが自然に高い方を選ぶ状態を作りました。月商も130万円から450万円へと大幅に伸びています。

多くの飲食店のメニュー表を見ると、「ハンバーグ 980円」のように料理名と価格だけが並んでいます。これは作業名での表示です。お客さんが知りたいのは「このメニューを頼むと自分がどう良くなるか」というご利益の部分なのに、その情報がどこにもない。だから価格だけで比較されてしまいます。

チェックポイント1:自分のメニュー名は「作業名」になっていないか

「カット」「ハンバーグ」「刺身盛り合わせ」――これらはすべて作業名・商品名です。お客さんが選ぶ理由になる言葉(ご利益の言葉)が入っていません。

✅ ポイント:メニュー名に「食べた後・使った後に自分がどう変わるか」を一言添えるだけで注文率が変わります。たとえば「肉汁あふれる炙り焼きハンバーグ」のように、調理法・食感・食べる瞬間のイメージが伝わる言葉に書き換えてみてください。

チェックポイント2:価格帯が1種類だけになっていないか

メニューに価格帯が一種類しかないと、お客さんは「頼む・頼まない」の二択しかできません。松・竹・梅の3段階(たとえば1,200円・1,800円・2,500円)を用意するだけで、多くのお客さんは「真ん中か上」を選ぶようになります。

✅ ポイント:上位メニューには、素材・産地・仕込み工程など「なぜこの価格なのか」が伝わる説明を必ず添えること。説明がない高単価メニューは「ただ高い」と感じられます。

チェックポイント3:値上げ前に価値訴求をやりきっているか

値上げで失敗するお店の多くは、価格だけ変えてメニューの説明は変えていません。逆に言えば、価格を変える前にメニュー表現を変えるだけで、同じ価格でも注文率が上がり、その後の値上げに対してもお客さんが受け入れやすくなります。

✅ ポイント:値上げは「告知」より「価値の見せ方の改善」が先。まずメニュー名と説明文を書き換えてから、2〜3ヶ月後に価格改定を行うと客離れが起きにくくなります。

「値上げが怖いのは、価格を変える話だと思っているから。本当は、お客さんに価値を伝える言葉を持っているかどうかの話です。言葉が変わると、同じ料理でも選ばれ方が変わる」

ハワード・ジョイマン(中小企業診断士・繁盛店コンサルタント)

コンサルに依頼する前に自分でできることはあるの?

あります。むしろ、依頼前にある程度自分で動いているお店のほうが、コンサルを活用したときの成果が出やすいです。

今すぐできる第一歩として、自分のお店のメニュー表を印刷して並べてみてください。そして「このメニューを頼んだお客さんは、どんな気持ちで頼むだろう?」と考えながら読み返す。そこで「料理名と値段しか書いていないな」と気づいたお店は、メニューブックの見直しから始めると即日対応できます。

また、飲食店の経営コンサルに相談する際の具体的な悩みの整理方法についても参考になる内容をまとめていますので、依頼前の準備として読んでみてください。

自力でできる集客の仕組みについても、Google広告を使った飲食店の集客方法で初心者向けに解説しています。コンサルに頼む前に全体像を把握しておくと、依頼時の会話がスムーズになります。

失敗しないコンサル選びのポイントは何?

コンサル選びでよくある失敗は「実績のある大手に頼んだのに、提案が汎用的すぎて自店に合わなかった」というパターンです。有名なコンサルタントでも、飲食店の現場を知らない方が多くいます。

❌ よくある選び方のパターン

  • 価格だけで比較して、最安値のサービスを選ぶ
  • 「フォロワー数が多い」「テレビに出ている」という理由だけで信頼する
  • 「売上保証します」という耳障りのいい言葉に引かれて即決する

✅ 失敗しない選び方のポイント

  • 値引き・クーポン以外の方法で業績を伸ばした実績があるかを確認する
  • 自店と同じ業態・規模の支援事例が複数あるかを聞く
  • 「まず何をやるか」の具体的な初動が示せるコンサルタントを選ぶ
  • 成果保証より「なぜ成果が出るか」の理由を説明できるかを重視する

私自身は、お笑い芸人として観客の心を掴む表現を学び、市役所勤務の傍ら6年かけて中小企業診断士(経済産業省登録番号402345)を取得し、イタリアンレストランで現場修行を積んだ経験をベースにしています。テレビ東京「ガイアの夜明け」にも飲食店の経営コンサルタントとして取材を受けましたが、私が一貫してお伝えするのは「値引きしなくても選ばれるお店の作り方」だけです。

「コンサルタントを選ぶとき、一番確認してほしいのは『このコンサルは値引き以外の方法を持っているか』という一点です。値引きを勧めるコンサルは、あなたの利益を一緒に削っています」

ハワード・ジョイマン(中小企業診断士・繁盛店コンサルタント)

「値引き競争から抜け出して、料理への自信を取り戻しました。月商も420万から560万円に伸びましたが、それより『うちの焼肉は価値があるんだ』と胸を張って言えるようになったのが一番大きかった」

焼肉店経営者(40代・男性)

まとめ:コンサルに頼む前に、まずメニューの言葉を変えてみる

集客コンサルへの依頼は、「何を解決したいのか」が明確になってから動くのが正解です。費用・期間・選び方の疑問はこの記事で整理できたと思います。

その上で、今日から動けることが一つあります。自分のメニュー表を開いて、「作業名」になっている項目を「ご利益の言葉」に書き換えてみてください。「ハンバーグ」を「肉汁あふれる炙り焼きハンバーグ」に、「刺身盛り合わせ」を「港から直送、今朝締めの鮮魚盛り」に変えるだけで、お客さんの見え方が変わります。値上げの前にやることは、広告費を増やすことではなく、価値を正しく伝える言葉を持つことです。

「売上より利益」を残すお店の作り方を、これからも一緒に考えていきましょう。

「値引きしなくても選ばれるお店にしたい」という意志が固まった方に、次の一手をお伝えします。増益繁盛クラブでは、毎月の会報誌・セミナー・全国の経営者との実践ノウハウ共有を通じて、メニュー改善から集客の仕組み化まで伴走でサポートしています。入会案内ページで会員クラスと内容を確認したうえでお申し込みいただける有料サービスです。

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  • この記事を書いた人

ハワードジョイマン

利益倍増アドバイザー 中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345) 絵本作家(構想・シナリオ担当) ・有限会社繁盛店研究所 代表取締役 ・株式会社繁盛店研究出版 取締役 ・繁盛店グループ総代表 ・株式会社トクスル 代表取締役 ・株式会社日本中央投資会 代表取締役 1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区) 自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。 大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。 市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。 取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。 お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。 こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。 発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。 会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。 コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。 どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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