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常連客を増やす方法|商品以外のつながりで価格を超える関係作り

「毎月新規客は来るのに、顔なじみのお客さんがなかなか増えない」

「クーポンで来てくれたお客さんが、次は来てくれない」

「料理には自信があるのに、どこかよそよそしいまま終わってしまう」

こういった声を、飲食店・美容室・小売店の経営者の方から、本当によくうかがいます。

料理の腕を磨いて、食材にこだわって、接客マナーの研修もやってみた。それでもリピートが増えない。そこには、多くの経営者が見落としている「商品以外のつながり」という視点が欠けていることが多いんです。

今回は、値引きや特典に頼らず、お客さんとの関係性そのものを資産にして常連客を増やす方法をお伝えします。私自身、静岡市清水区でコンサルタントとして20年以上、全国の飲食店・美容室・小売店の経営者と向き合ってきた経験から、率直にお話しします。

📋 この記事でわかること

  1. なぜ「料理の質を上げる」だけでは常連客が増えないのか
  2. 価格を超えて選ばれる「関係性の作り方」の具体的なステップ
  3. 接触頻度を増やす仕組みをどうデザインするか
  4. 全国の実践者が3ヶ月以内に出した成果の共通点

こんな方におすすめ

  • ✅ クーポン集客からそろそろ卒業したいと感じている経営者の方
  • ✅ 料理や技術には自信があるのに、なぜかリピートが続かないと悩んでいる方
  • ✅ 常連客を増やしたいが、具体的に何から始めればいいかわからない方
  • ✅ 値引きをせずに客単価と来店頻度を同時に上げたい方
  • ✅ ホットペッパーや食べログへの依存から抜け出したいと思っている方
常連客を増やす方法|商品以外のつながりで価格を超える関係作り | 全国の繁盛店がやっている増益繁盛店作りの強化書

「また来たい」と思われる店と、「また行けばいい」で終わる店の差

これは私がよく経営者の方に聞く質問です。「お客さんがまた来てくれるのは、何のためだと思いますか?」

多くの方が「料理が美味しいから」「居心地がいいから」と答えます。もちろん、その通りです。でも、正確には「その店に来ることで、自分がどんな気持ちになれるかを知っているから」来るんです。

たとえば、同じ価格帯のラーメン店が2軒あるとします。片方は「美味しかった、また来ればいい」、もう片方は「あそこのご主人と話すのが楽しいんだよね、また行こう」。どちらが常連化するか、言うまでもないですよね。

常連客になるということは、その店との関係性に価値を感じているということです。料理は入口に過ぎない。その後にどんな関係が生まれるかが、リピートの本質です。

❌ よくある間違い:商品力だけで差別化しようとするアプローチ

  • 「他の店より美味しければ来てくれるはず」という思い込みで、接客・関係づくりが後回しになる
  • 来店時の体験が毎回「取引」で終わり、感情的なつながりが生まれない
  • クーポンや値引きで「また来る理由」を外部要因に頼り続ける

✅ 常連客を作るアプローチ:商品×関係性の掛け算

  • 料理や技術の良さを「言葉」で伝え、お客さんが価値を実感できる状態を作る
  • 来店中・来店後に「次来たくなる理由」を仕掛けとして設計する
  • お客さんとの接触頻度を、来店以外の手段でも増やしていく

「ご利益の言葉」でお客さんが価値を実感できる状態を作る

私は「ご利益の言葉」という考え方を20年ずっと使っています。メニュー名や接客のひとことが、「作業の名前」ではなく「お客さんが得られること」を伝えているかどうか、という視点です。

たとえば、「本日のおすすめ、煮込みハンバーグです」という案内と、「国産和牛を8時間煮込んだハンバーグで、デミグラスがとろっと絡む感じが今日は特にきれいに仕上がってます」という案内では、お客さんの受け取り方がまるで違います。後者を聞いたお客さんは「この店のこだわりをわかって来ている」という感覚を持てる。これが関係性の入口になるんです。

常連客が他のお客さんより高い単価を払えるのは、価値を「知っているから」です。知っているから選べる。選んでいるから愛着が生まれる。これが値引きに頼らない関係性の根っこです。

「お客さんはメニューを見ているんじゃなくて、自分がどう良くなれるかを見ています。その答えが伝わっていない店は、料理がいくら良くても『また行けばいい』で終わるんです。」

ハワードジョイマン(有限会社繁盛店研究所 代表取締役・中小企業診断士)

接触頻度が「また来たい」を作る——ザイアンス効果の実践

心理学に「ザイアンス効果」という考え方があります。人は接触回数が増えるほど、その対象に好感を持つというものです。お客さんとの関係づくりも、まったく同じ原理です。

来店は月に1回かもしれない。でも、LINE配信・SNS投稿・メールマガジンなどを通じて月に4〜8回の接点を作れれば、お客さんの中で「あの店」の存在感が全然変わってきます。毎日の仕入れの話、季節のメニューが変わる理由、お客さんのエピソード(個人情報を守りながら)——こういった「店の日常」を発信し続けるだけで、来店していない日もお客さんとつながっていられる。

実際、奈良県のうどん店では、麺の幅を少し広めに変えただけで、その変化をSNSで発信したことでSNS経由の注文が1.5倍になりました。料理に大きな変更がなくても、「伝え方」と「接触頻度」を変えるだけで反応は変わるんです。

✓ ここまでのポイント

  • 常連客になるかどうかは、商品の質だけでなく「関係性」と「価値の伝わり方」で決まる
  • 「ご利益の言葉」でお客さんが価値を実感できるようにすることが、値引きに頼らない関係の入口
  • 来店以外の接触頻度(LINE・SNS)を増やすことで、ザイアンス効果が常連化を加速させる

常連客を増やす3つのステップ——仕組みとして設計する

常連化 STEP 1

来店中に「次来たくなる理由」を渡す

お客さんが席を立つ前に、次の来店につながる何かを渡すことが大切です。「値引きクーポン」である必要はありません。「来月から出るんですが、先にお伝えしますね」という季節メニューの情報でも、「このスープ、実は来週で仕込み方が変わるんです」という会話でも、お客さんの中に「また来る理由」の種が生まれます。

⚠️ よくある失敗:次回来店を促すことを「押し売り」と思って何も伝えない。お客さんは「また来る理由」があれば来ます。その理由を渡さないのは、お客さんへの情報提供を怠っているとも言えます。

常連化 STEP 2

顧客リストを作り、LINE・メールで継続接触する

名刺交換やLINE友だち追加などを通じて、お客さんとのつながりを「店の外」に持ち出します。月に2〜3回の配信で、日常の営業風景・新メニューの裏話・食材の産地のこと——専門用語より「店主の声」が伝わる内容を届けてください。受け取ったお客さんは、次に来たとき「あのメニュー気になってました」と言ってくれます。これが関係が深まった証拠です。

⚠️ よくある失敗:配信内容がクーポンや告知だけになってしまう。お客さんは情報を受け取りたいのではなく、「この店とつながっていたい」から登録しています。告知より物語を届けてください。

常連化 STEP 3

来店時に「名前で呼ぶ」文化を店の中に作る

これは費用ゼロでできる最強の施策のひとつです。お客さんの名前・好きなメニュー・前回の会話——こういった情報をスタッフ全員で共有する仕組みを作るだけで、2回目の来店から「○○さん、またいらっしゃいましたね」という会話が生まれます。お客さんが「覚えられている」と感じた瞬間、その店は競合と比較される対象から外れます。

⚠️ よくある失敗:社長一人が覚えていても、スタッフが変わった瞬間にリセットされる。情報共有の仕組みがなければ、属人的なサービスは続きません。

「常連客を作る仕組みを持っている店は、景気が悪くなっても急に売上が落ちない。関係性というのは、一番崩れにくい資産なんです。」

ハワードジョイマン(有限会社繁盛店研究所 代表取締役・中小企業診断士)

実践者の声——商品を変えずに関係性を変えた結果

「ランチにハンバーグ・ハラミステーキ・エビフライを同時に盛り合わせたプレートを作り、SNSとLINE配信で地元の方に伝え続けたら、月商が130万円から450万円に伸びました。値引きは一切していません。」

和歌山県の飲食店経営者(増益繁盛クラブメンバー)

この方の場合、料理の技術が上がったわけではありません。「地域にないもの」を作り、それを「言葉と接触頻度」でお客さんに伝え続けた。その結果、価格を下げることなく客単価と客数が同時に上がった事例です。

「Googleの口コミをAIで分析したら、お客さんが評価していたのはスープの質だけじゃなく、懐かしさと立地の便利さだとわかりました。それをキャッチコピーに入れたら、初めて来たお客さんが『なんかここ、ずっと来てた気がする』と言ってくれるようになって、リピートが増えました。」

鳥取県のラーメン店経営者(増益繁盛クラブメンバー)

お客さんが感じている「価値」と、経営者が伝えている「価値」がズレていることは珍しくありません。その溝を埋めるだけで、関係性は劇的に変わります。

チェックポイント①:あなたの店は「関係性の資産」を積み上げていますか?

顧客リスト(LINE友だち・メールアドレス)はありますか?来店したお客さんの名前やメニューの好みを記録する仕組みがありますか?月に1回以上、来店していないお客さんに何か届けていますか?

✅ ポイント:リスト化していないお客さんは、翌月には「知らない人」に戻ります。関係性は記録と接触頻度によって維持されます。まずはLINE公式アカウントを設け、来店時に友だち追加を促すところから始めてください。

チェックポイント②:「ご利益の言葉」でメニューや接客が設計されていますか?

メニュー名が「○○定食」「Aランチ」のような作業名のままになっていませんか?スタッフがおすすめを伝えるとき、「美味しいです」以外の理由を言えていますか?

✅ ポイント:お客さんが「なぜこれを選ぶのか」を言葉で理解できると、注文するときに納得感が生まれます。その納得感が「また来たい」につながります。メニューブックの一言説明を見直すだけで、注文率と単価は変わります。

チェックポイント③:来店後の接触が設計されていますか?

お客さんが帰った後、次に来店するまでの間に、何か接点がありますか?SNS投稿・LINE配信・メールマガジン——何か1つでも「来店していない日のつながり」がある状態になっていますか?

✅ ポイント:来店と来店の間が「空白」になっているほど、お客さんの記憶は薄れます。月に数回の接触を継続することで、「そういえばあの店、行かなきゃ」という感覚が自然に生まれます。

まとめ——常連客は「仕組み」で作れる

常連客が増えない本当の理由は、料理が悪いからではありません。料理の価値が伝わっていない、来店後の接触がない、お客さんとのつながりを「記録・継続」する仕組みがない——この3つが重なっているからです。

逆に言えば、この3つを整えるだけで、同じ料理・同じ価格・同じ立地でも、常連客の比率は大きく変わります。値引きをしなくても選ばれる店になる。それが「商品以外のつながりで価格を超える関係作り」の本質です。

私がこの20年間、北海道から沖縄まで、全国の飲食店・美容室・小売店の経営者を支援してきてわかったことがあります。繁盛し続けている店は、料理だけが突出しているわけじゃない。お客さんとの関係を「仕組み」として設計している、という共通点があります。

「何から始めればいいか」という方には、まず無料のメールセミナーで基本的な考え方に触れていただくことをおすすめしています。全12回、専門用語なしで「繁盛店になるための12のステップ」をお届けしています。読み終わる頃には「うちで最初にやるべきことはここだ」と見えてくるはずです。

また、関係性づくりと販促の仕組みを体系的に学びたい方には、実践的な教材もご用意しています。購買行動の7段階に沿った具体的な改善策を、明日から使える形でまとめています。お気軽にのぞいてみてください。

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「常連客を増やしたい」「値引きに頼らない経営にしたい」——その一歩を踏み出す方を、静岡・清水からお待ちしています。

  • この記事を書いた人

ハワードジョイマン

利益倍増アドバイザー 中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345) 絵本作家(構想・シナリオ担当) ・有限会社繁盛店研究所 代表取締役 ・株式会社繁盛店研究出版 取締役 ・繁盛店グループ総代表 ・株式会社トクスル 代表取締役 ・株式会社日本中央投資会 代表取締役 1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区) 自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。 大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。 市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。 取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。 お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。 こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。 発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。 会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。 コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。 どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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