お客さんを増やしたい

男性客を増やしたい美容室、メニューと販促の見直し

先日、美容室を経営されている40代の女性オーナーから、こんな相談をいただきました。

「男性のお客さんを増やしたいんですが、何をすればいいか全然わからなくて。メニューを増やしてみたり、Instagramを始めてみたりしたんですが、効果がなくて。それどころか、今は毎日施術に追われていて、そういうことを考える時間すら取れない状態なんです」

この言葉、聞いた瞬間にピンときました。「男性客を増やしたい」という課題の前に、もっと根本的な問題が隠れていると。

結論から言うと、男性客を増やすための「メニューと販促の見直し」は確かに必要です。でもそれ以上に大事なのは、オーナー自身が経営を考える時間を取り戻すことです。現場に入り続けたまま販促を「追加でやろう」としても、どこかで必ず行き詰まります。この記事では、その両方を一緒に整理していきます。

📋 この記事でわかること

  1. 男性客が定着しない本当の理由(メニューより先に見るべきこと)
  2. 男性向けメニューと販促の見直しで押さえるべきポイント
  3. オーナーが施術から離れ、経営に集中できる仕組みの作り方
  4. 「自分にしかできない仕事」を特定して手放すための具体的なステップ

こんな方におすすめ

  • ✅ 男性客を増やしたいが、何から手をつければいいか迷っている美容室オーナー
  • ✅ メニューや販促を試してみたが手応えがなく、原因がわからない方
  • ✅ 毎日施術に入りっぱなしで、経営のことを考える時間がない方
  • ✅ スタッフに任せたいが、何をどこまで任せればいいか整理できていない方
  • ✅ 「値引きしなくても男性客が来る」仕組みを作りたい方
男性客を増やしたい美容室、メニューと販促の見直し | 全国の繁盛店がやっている増益繁盛店作りの強化書

「男性向けメニューを作った」だけでは、なぜ変わらないのか

男性客を増やしたいと思ったとき、多くのオーナーがまず手をつけるのが「メニューの追加」です。ヘッドスパ、眉カット、パーマの男性向けプランなど。間違いではないのですが、それだけでは動かないことが多い。

なぜかというと、男性客が美容室を選ぶ動線と、女性客のそれは全然違うからです。女性は「なんとなく気になって」来店することがありますが、男性は明確な「理由」がないと来ません。「このメニューが自分に必要だ」と感じる根拠が伝わっていないと、いくらメニューを作っても響かない。

しかも問題はもう一つあります。メニューを作っても、それをきちんと伝える販促ができていない。男性が検索する言葉、男性が気にする悩み、男性が「これは自分向けだ」と感じるキャッチコピー——そこまで設計して初めて、男性客は動き始めます。

でもここで多くのオーナーが壁にぶつかります。「それ、全部自分でやるんですか?」と。毎日朝から晩まで施術に入って、閉店後にInstagramを更新して、ヘトヘトな状態でメニューブックを考える——これでは長続きしないし、質の高い発信もできません。

「男性客を増やしたいと相談に来られる方の9割は、実は『男性客を増やすための時間がない』という問題を抱えています。施策の前に、オーナーが経営に使える時間を作ることが先決です。」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・有限会社繁盛店研究所 代表取締役)

「男性向けメニューを作っても伝わらない」「販促を考える時間すら取れない」——この2つの詰まりが重なっているとき、施策より先に見直すべきものがあります。お客さんの購買行動を7段階に分解し、どの段階に何を手当てするかを体系化した教材が、その全体像を整理してくれます。まずは内容を確認するところから始められます。

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まず「24時間の棚下ろし」から始める

私がコンサルティングで最初にお願いするのは、「1週間の時間の使い方を15分単位で書き出してください」という作業です。これを「24時間の棚下ろし」と呼んでいます。

やってみると、ほぼ全員が驚きます。「こんなに自分でやってたのか」と。カウンセリング、施術、会計、予約電話の対応、SNS更新、材料の発注、掃除——これを全部オーナーがやっていると、どこにも「経営を考える時間」が入りません。

書き出したら、次の3つに分類します。

チェックポイント①:これは本当に自分にしかできないか

「自分がやらないとクオリティが落ちる」と思っている作業を全部並べてみてください。その中で、本当に自分でなければいけないものはいくつありますか? 施術の技術は確かに個人差がありますが、予約電話の対応、材料の発注、SNSのコメント返信、掃除——これらは本当にオーナーでなければいけない仕事でしょうか。

✅ ポイント:「自分がやったほうが早い」という感覚は、実は仕組みを作っていないことの裏返しです。任せるためのルールを作る時間を先に投資すると、後で何十時間もの時間が返ってきます。

チェックポイント②:やめていい作業はないか

今やっていることの中に、「なんとなく続けているだけ」の作業はありませんか? 効果のよくわからないSNS投稿、誰も見ていない手書きのPOP、来る人が決まっているのに毎回作り直す資料——これらは一度立ち止まって「本当に必要か」を問い直す価値があります。

✅ ポイント:やることを増やす前に「やめること」を決めると、時間が生まれます。「足し算」より「引き算」を先にする発想が、経営者の時間を守ります。

チェックポイント③:AI・ツールで自動化できるものはないか

男性客向けのInstagram投稿文、メニューのキャッチコピー、LINE配信の文章——これらは今やAI(ClaudeやChatGPT)を使えば、30分かからずに複数パターンを作れます。一度お店の「こだわり」「ターゲット」「提供したい価値」をAIに教えてしまえば、毎回ゼロから考える必要がなくなります。

✅ ポイント:AIを「質問に答えてもらうもの」ではなく「自分の考えを教育して使う道具」として捉えると、販促物の作成スピードが劇的に変わります。

✓ ここまでのポイント

  • 男性客が増えない理由は「メニュー不足」より「伝わる販促の欠如」と「オーナーの時間不足」が根本にあることが多い
  • 1週間の時間を15分単位で棚下ろしすると、任せられる仕事・やめられる仕事が見えてくる
  • AI活用で販促物の作成を効率化すれば、経営に使える時間が生まれる

「現場に追われて経営を考える時間がない」という構造は、1人で抜け出そうとしても限界があります。増益繁盛クラブでは、同じ状況を乗り越えた全国の飲食店・美容室オーナーの実例が毎月共有され、自分のお店に置き換えるヒントを継続的に受け取ることができます。月額制で、合わなければ翌月から退会できる仕組みです。

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時間ができてから動かす「男性客向け販促」の設計

オーナーが経営に使える時間を少しでも確保できたら、ようやく販促の話に入れます。ここで大事なのは、「男性客向けメニューを作る」より先に「男性が気にしている悩みを言葉にする」ことです。

男性が美容室に求めるものは何でしょうか。「清潔感を出したい」「寝ぐせがつきにくくなりたい」「職場で印象を変えたい」「朝のセットが楽になりたい」——こういった「ご利益(りやく)」が言葉になっているメニュー名やキャッチコピーが、男性の心を動かします。

たとえば「カット4,400円」という表記より、「朝のセットが2分で決まるビジネスマンカット 4,400円」のほうが、男性は「自分のことだ」と感じます。価格は同じでも、メニュー名に込められた「ご利益」が違う。これだけで反応率が変わります。

次に、男性客がどこから情報を取るかを考えます。Instagramは女性に強く、男性はGoogleマップやホットペッパーで検索することが多い。「メンズカット 〇〇市」「男性 美容室 〇〇駅」といったキーワードでGoogleビジネスプロフィールに上位表示されることが、男性新規客の入口になります。口コミの数と内容も重要で、男性客からの口コミが増えると、同じ属性のお客さんが来やすくなります。

さらに、リピートの仕組みも男女で少し違います。男性客は「次回予約」を促されることへの抵抗が少なく、「次は〇週後がおすすめです」と一言伝えるだけで予約率が上がりやすい。LINE公式アカウントで施術後に「1ヶ月後の来店リマインド」を送る仕組みを作れば、手間なく再来店を促せます。

「客単価900円上がって、しかも新メニューを開発する時間まで確保できるようになりました。現場だけに追われていた頃は、こんな時間が来るとは思っていなかった。『うちは他と違う』って、今は堂々と言えます」

焼鳥居酒屋オーナー(男性・50代)

これは飲食店の事例ですが、美容室でも全く同じ構造です。現場から少しでも離れて経営に集中できる時間を作り、メニューと販促を整えた結果、「うちは他と違う」と言えるお店になった。値引きではなく「価値」で選ばれるようになったとき、客単価は自然に上がります。

「任せる仕組み」が男性客増加の土台になる

ここまで読んでいただいて、気づいていただけたと思います。男性客を増やすための販促は、オーナーが「経営に集中できる環境」を作ることとセットでなければ、長続きしないということを。

社長の仕事は「売上を作ること」と「儲かる仕組みを作ること」の2つだけです。施術・掃除・電話対応を全部自分でやりながら、同時に経営戦略を考えることは構造的に無理があります。どちらかが必ず犠牲になります。

では、任せる仕組みはどう作るか。最初のステップは「購買行動の7段階のどの段階を誰が担当するか」を決めることです。「お客さんが自店を知る→興味を持つ→来店する→入店する→注文(メニューを選ぶ)→会計する→再来店する」という流れの中で、スタッフが担当できる段階は意外と多い。次回予約の声がけ、LINE友達追加の案内、口コミ依頼——これらはルール化すればスタッフでもできます。

オーナーがやるべきは、その仕組みを設計することと、男性客に届くメニュー名・キャッチコピー・販促物を作ること。ここに集中できる環境を整えた美容室が、半径10分圏内で「男性に選ばれるサロン」になっていきます。

まとめ:先に時間を作り、そしてメニューと販促を動かす

男性客を増やすためのメニューと販促の見直しは、確かに重要です。でもその前に、オーナーが「経営のことを考える時間」を持てているかどうかを先に問い直してほしいのです。

24時間を棚下ろしして「やめること」「任せること」「自動化すること」を仕分けする。そこで生まれた時間を、男性客への「ご利益の言葉」を考えることや、Googleビジネスプロフィールの最適化、LINEのステップ配信の設計に使う。この順番で動いた方だけが、持続的な変化を実感できます。

施術の腕は確かなのに、売上が変わらない。その理由のほとんどは「価値が伝わっていない」ことと「経営に使う時間がない」ことの組み合わせです。どちらか一方だけ解決しても、壁は崩れません。両方を同時に動かす視点を持つこと——それが、男性客が集まる繁盛サロンへの最短ルートです。

私ハワードジョイマンは、中小企業診断士として20年以上にわたり、全国の飲食店・美容室経営者の業績改善を支援してきました。北海道から沖縄、アメリカ在住の日本人経営者まで、1万人超のメルマガ読者が実践を続けています。「専門用語なし、明日から動ける内容」を信条に、現場で本当に使えるノウハウだけをお届けしています。

「男性客を増やす販促」と「経営に集中できる仕組み」を同時に動かすには、お客さんの購買行動のどの段階に何を打つかという全体設計が必要です。その設計図を、この教材で体系的に手に入れることができます。教材購入後30日以内であれば返金対応もあるので、まず中身を確かめることができます。

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  • この記事を書いた人

ハワードジョイマン

利益倍増アドバイザー 中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345) 絵本作家(構想・シナリオ担当) ・有限会社繁盛店研究所 代表取締役 ・株式会社繁盛店研究出版 取締役 ・繁盛店グループ総代表 ・株式会社トクスル 代表取締役 ・株式会社日本中央投資会 代表取締役 1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区) 自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。 大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。 市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。 取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。 お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。 こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。 発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。 会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。 コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。 どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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