お客さんを増やしたい

美容室のインスタ運用を相談する前に、まず確認したい投稿の現状診断

インスタグラムを活用している美容室オーナーさんに、少し耳の痛い話をさせてください。

ある調査によると、インスタグラムのビジネスアカウントのうち、投稿が「いいね」で止まってプロフィールアクセスに繋がっていないアカウントは全体の約70%以上とも言われています。つまり、せっかく写真を撮って投稿しているのに、その先の「予約したい」「行ってみたい」という行動に繋がっていないアカウントが大半を占めている、ということです。

「インスタはやっている。でも正直、予約や売上にどう繋がっているかよく分からない」――そう感じているオーナーさんは、思い当たる方も多いんじゃないかと思います。

今回の記事は、外部のコンサルに相談する前に、まず自分で自店のインスタを診断できるようになってもらうことを目的に書きました。チェックポイントごとに確認しながら読んでみてください。

📋 この記事でわかること

  1. インスタ投稿が「いいね止まり」になる根本的な理由
  2. 売上・利益に繋がるインスタ運用かどうかを自己診断する5つのチェックポイント
  3. 投稿内容を変えるだけで反応が変わる「既存要素の組み合わせ」という発想法
  4. お客さんの購買行動7段階に連動したインスタ活用の考え方

こんな方におすすめ

  • ✅ インスタは毎日投稿しているのに、予約や問い合わせに繋がらないと感じている美容室オーナーさん
  • ✅ インスタ運用をコンサルに依頼しようか迷っているが、そもそも何が問題なのか自分でも整理できていない方
  • ✅ ホットペッパービューティーへの依存から抜け出し、自前の集客導線を作りたい方
  • ✅ 値引きクーポンに頼らず、価値で選ばれる美容室を目指している方
  • ✅ 投稿内容は何となく作っているが、どこを改善すれば売上に繋がるか分からない方
美容室のインスタ運用を相談する前に、まず確認したい投稿の現状診断 | 全国の繁盛店がやっている増益繁盛店作りの強化書

「インスタをやっている」と「インスタで売上が作れている」は、全然違う話です

先日、カラーを得意とする美容室オーナーさんからこんな相談をいただきました。「インスタのフォロワーは500人くらいいるんですが、正直リピートに繋がっているのかどうかよく分からなくて。毎日投稿するのも段々しんどくなってきました」と。

この方に最初に確認したのは、「投稿のゴールはどこに設定していますか?」という質問でした。答えは「フォロワーを増やすこと」でした。

ここに、多くの美容室オーナーさんが陥りがちな落とし穴があります。フォロワー数はあくまで「知っている人の数」であって、売上でも利益でもありません。大切なのは、インスタを見たお客さんが「知る→興味→来店→入店→注文→会計→再来店」という購買行動のどのステップを踏んでいるか、を意識しながら投稿を作ることです。

結論から言うと、インスタで売上を作るには、この7段階のうちどのステップに向けた投稿なのかを意識して使い分けることが必要です。「なんとなく毎日投稿する」ではなく、「この投稿は新規のお客さんに知ってもらうための投稿」「この投稿は再来店を促すための投稿」という目的を持って運用することが、利益に繋がる第一歩になります。

インスタの投稿が「いいね止まり」になっている理由は、お客さんの購買行動のどのステップに向けた投稿かを設計していないことにあります。無料小冊子『顧客の購買行動を軸とした販促改善の教科書』では、「知る→興味→来店→再来店」の8ステップごとに今日からできる具体策を解説しています。メールアドレスだけで30秒で受け取れます。

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自店のインスタを診断する5つのチェックポイント

では実際に、自分のアカウントを見ながら確認してみてください。

チェックポイント1:プロフィール欄に「誰の・何の悩みを解決するサロンか」が書いてありますか?

多くのアカウントのプロフィール欄には「〇〇市の美容室」「カラーが得意です」といった情報しか書かれていません。でも初めてプロフィールを見た人が最初に確認するのは、「このサロンは自分向けか?」という点です。「40代以上の女性の白髪を活かしたカラーが得意」「頭皮ケアにこだわりたい方へ」など、誰に来てほしいかが一目で分かる言葉に書き換えるだけで、フォローや問い合わせの質が変わります。

✅ ポイント:プロフィールは「来てほしいお客さんへの手紙」と捉えて、業種・地域・強みを一文で表現し直してみてください。

チェックポイント2:投稿の写真が「お客さんの視点」から撮られていますか?

「施術後のスタイル写真を載せている」という方は多いです。でもその写真、「自分の技術を見せるために撮った写真」になっていませんか?お客さんがインスタで探しているのは「自分がこうなれるかもしれない」というイメージです。施術後の写真に「40代の方でも明るく見える白髪ぼかしのカラー」といったキャプションが添えられているかどうかで、反応は大きく変わります。

✅ ポイント:写真の主役は「施術者の技術」ではなく「お客さんが手に入れる変化」です。キャプションには「誰の・どんな悩みに応えた施術か」を必ず書いてください。

チェックポイント3:投稿から予約やDMへの導線が明確になっていますか?

「インスタで興味を持ってもらったとしても、その後どこへ誘導しているか」という視点が抜けているアカウントは非常に多いです。投稿を見て「いいな」と思った人が次に取れる行動を、投稿の中に書いていますか?「プロフィールのリンクから予約できます」「DMからお気軽にどうぞ」という一言があるだけで、行動に移る人の数は変わります。

✅ ポイント:「知る→興味」の段階で止まらないよう、投稿ごとに次の行動(予約・DM・プロフィールへのアクセス)への誘導を必ず添えてください。

チェックポイント4:投稿内容が「新規獲得」と「リピート促進」に分けられていますか?

インスタには2種類のお客さんが見ています。まだ来店したことがない新規の方と、すでに来たことがある既存のお客さんです。新規に向けた投稿(強み・施術例・スタッフ紹介など)と、既存客のリピートを促す投稿(季節のおすすめメニュー・次回予約の案内・常連さんへのメッセージなど)は、本来目的も内容も違います。同じトーンで混在させてしまうと、どちらにも刺さらない投稿になってしまいます。

✅ ポイント:月に投稿する回数の中で、新規向けとリピート向けの割合を意識して設計してください。

チェックポイント5:「数字」を定期的に確認していますか?

インスタのインサイト(分析機能)で、プロフィールアクセス数・リーチ数・投稿別の保存数は確認できます。これを見ないまま「なんとなく毎日投稿する」を続けても、何が効いて何が効いていないかが分かりません。

✅ ポイント:少なくとも月に1回、投稿ごとのプロフィールアクセス率と保存数を確認し、反応の良い投稿のパターンを次の投稿に活かしてください。

✓ ここまでのポイント

  • インスタ運用で大切なのは「フォロワー数」より「お客さんの購買行動の7段階」に連動しているかどうかです
  • プロフィール・写真・導線・投稿の目的・数字確認の5点が、売上に繋がる運用の基本チェック項目です
  • 新規獲得とリピート促進は別の目的で、投稿内容を意図的に使い分けることが必要です

「新規集客を増やす前に、今いるお客さんのリピートを仕組みにする」——この順番が、利益を残す運用の核心です。無料小冊子では「なぜ新規集客を最初にやってはいけないのか」と「再来店対策の来店周期管理」を具体的に解説しています。完全無料、メールアドレスのみで受け取れます。

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「新しいことを追加する」より「既存の見せ方を変える」ほうが、実は早く成果が出る

インスタ運用の相談をしていると、「何か新しい企画を考えなきゃいけないですか?」と聞かれることがよくあります。でも、私がいつもお伝えするのは「新しいことを足す前に、今あるものの見せ方を変えてください」ということです。

これは飲食店でも美容室でも、実際に成果が出た方法です。ある奈良県のうどん店では、既存メニューの麺の幅を広めに変更しただけで、SNS上でバズが発生しました。新しいメニューを1から開発したわけでも、特別な設備投資をしたわけでもありません。「今あるもの」の一部を変えただけで、お客さんが「これは投稿したい」「シェアしたい」と感じる投稿素材になったのです。

美容室に置き換えると、たとえば「いつもやっているハイライトカラーを、季節感のある色味で紹介する」「施術後の写真ではなく、施術の途中経過も見せる」「常連のお客さんのビフォーアフターを本人の許可を得て投稿する」——これだけでも、まったく新しいコンテンツになります。

既存要素の組み合わせを変えるだけで差別化できる。このメソッドは飲食店だけでなく、美容室のインスタ運用にそのまま使えます。追加するより、今あるものを別の切り口で見せ直すことのほうが、コストも手間も少なく、しかも早く反応が出やすい。「新しいネタが思いつかない」と悩む前に、まず手元にある素材を見直してみてください。

「インスタの投稿を増やすことと、売上が増えることは別の話です。どの段階のお客さんに向けて、どんな行動を促す投稿なのかを決めてから作ってください。それだけで、同じ手間をかけた投稿の成果がまったく変わってきます」

ハワードジョイマン(中小企業診断士/増益繁盛店研究所 代表)

インスタは「集客ツール」ではなく「購買行動の入口」として設計する

ここまで読んでいただいた方は、少し視点が変わってきたんじゃないかと思います。インスタを「フォロワーを増やすツール」として使うのと、「お客さんの購買行動の入口として設計する」のでは、やることがまったく違います。

売上を「客数×客単価」の2次元だけで見ていると、「とにかく投稿を増やして新規を増やそう」という発想になりがちです。でも実際には、今いるお客さんの再来店頻度を1.2倍にするほうが、新規集客を1.2倍にするよりコストも手間も少なく、利益が残りやすいことがほとんどです。

インスタで「再来店→継続」の段階を意識した投稿を作れているかどうか、これが実は利益に直結する部分です。たとえば、施術後に「次の来店周期」をさりげなく伝える投稿、季節の変わり目に「こんなケアをしておくと次回の施術が楽になりますよ」という投稿——これらはリピートを促す投稿として機能します。

ホットペッパービューティーへの掲載をやめたら新規がゼロになる恐怖を感じているオーナーさんは、まずこの「再来店促進のインスタ投稿」を仕組みにすることから始めてみてください。既存客が安定してリピートしてくれる土台があれば、広告費を削っても経営の安定感は変わってきます。

また、美容室の経営コンサルへの依頼を始めた理由として現場オーナーが語っていることの中にも、「インスタをやってはいるが、どこを改善すれば売上に繋がるか分からなかった」という声が多く含まれています。外部に相談する前に、まずこの記事のチェックポイントで自店の現状を整理しておくと、相談の質も大きく変わります。

「投稿頻度を上げても客数が増えないときは、投稿の「量」の問題ではなく「誰に・何を・どう行動させるか」の設計の問題です。そこを整理するだけで、同じ投稿数でも成果はまったく変わります」

ハワードジョイマン(中小企業診断士/増益繁盛店研究所 代表)

「掲載費を抑えて利益率が改善しました。次回予約を仕組みにしたことで、『掲載をやめたら終わり』という恐怖がなくなりました」

カラー特化サロン(30代・女性オーナー)

まとめ:インスタを「売上と利益に繋がる仕組み」として使うために

今回の5つのチェックポイント、いくつ「できている」と言えましたか?

「全部できていた」という方は、おそらくインスタ運用の手応えをすでに感じているはずです。一方で「2〜3個しかできていなかった」という方は、コンサルに相談する前に、まず今回のチェックポイントを一つずつ改善することから始めてみてください。

外部に相談する前に自分で現状を把握しておくことで、相談の質が格段に上がります。そして相談に使うお金も、「よく分からないまま任せた費用」ではなく「明確な課題を解決するための投資」に変わります。

インスタ運用で利益を伸ばしたいなら、「投稿を増やす」より「購買行動の7段階のどこに効かせるかを決める」ほうが先です。今あるものの見せ方を変えるだけで、成果が変わる可能性は十分あります。

また、美容室の集客コンサルに依頼する前の外部専門家の選び方と見極めのポイントも参考にしていただきながら、自店に合った改善の順番を整理してみてください。さらに、美容室の経営相談にかかる費用の相場とコンサル契約で得られる成果の事例も、次のステップを検討する際に役立つ情報が揃っています。

「売上より利益」を基準に、値引きに頼らず選ばれるサロンを作る——その考え方をもう少し深く知りたいと思っていただけたなら、次のステップに進んでみてください。

チェックポイントを確認して「自分のサロンがどこで詰まっているか」が見えてきた方は、次は仕組みとして動かすフェーズに入るタイミングです。増益繁盛クラブでは、インスタ運用も含めた集客導線の設計を、全国の飲食店・美容室オーナーさんと一緒に実践しています。入会案内ページで会員クラスと月額を確認したうえで申し込めます。

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  • この記事を書いた人

ハワードジョイマン

利益倍増アドバイザー 中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345) 絵本作家(構想・シナリオ担当) ・有限会社繁盛店研究所 代表取締役 ・株式会社繁盛店研究出版 取締役 ・繁盛店グループ総代表 ・株式会社トクスル 代表取締役 ・株式会社日本中央投資会 代表取締役 1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区) 自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。 大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。 市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。 取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。 お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。 こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。 発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。 会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。 コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。 どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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