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飲食店の集客方法10選|お金をかけずにできるものから順に紹介

飲食店の集客方法10選|お金をかけずにできるものから順に紹介

先日、千葉県でお好み焼き店を営む経営者の方からこんな相談をいただきました。

「ジョイマンさん、ホットペッパーに毎月5万円払っているんですけど、来るのはクーポン目当ての人ばかりで、リピートが全然ないんです。もっとお金をかけずに集客できる方法ってないですか?」

この声、本当によく聞きます。北海道から沖縄まで、私が関わる飲食店経営者のうち、ポータルサイト依存から抜け出したいとおっしゃる方は後を絶ちません。

集客=お金をかけること、と思い込んでいる方が多いのですが、実はそうじゃない。お金をかける前にやれることが山ほどあって、そっちの方が先に手をつけるべきものだったりします。

この記事では、私がこれまで20年間で全国の飲食店経営者を指導してきた経験をもとに、お金をかけずにできる集客方法から順番に10個を紹介します。全部やる必要はありません。まず1個から動いてみてください。


飲食店の集客方法10選|お金をかけずにできるものから順に紹介 | 全国の繁盛店がやっている増益繁盛店作りの強化書

① お金ゼロでできる集客|まずここから手をつけてほしい3つ

1. Googleビジネスプロフィールを整える

鳥取県でラーメン店を営む経営者の方は、Googleビジネスプロフィールのロコミをじっくり読み返すことから始めました。すると、お客さんが何度も書いていた言葉があったんです。「スープが懐かしい」「駅から近くて便利」——この2つ。

それをそのままメニューの説明文に入れたところ、「同じお店なのに問い合わせが増えた」とおっしゃっていました。

Googleビジネスプロフィールは無料で使えます。写真を最低5枚以上載せること、営業時間を正確に更新すること、「店名+地域名」で検索されたときに情報が出るようにすること——これだけで、検索からの流入が変わります。

2. 既存客に「再来店券」を渡す

新規客を外から引っ張ってくる前に、今いるお客さんをもう一度呼ぶ方がずっとコストがかかりません。満席で帰ってもらったお客さん、会計を済ませたお客さんに「2週間限定でご利用いただけます」という再来店カードを一枚渡す。これで再来店率が変わります。

印刷代は数百円。でも効果はクーポン広告の比じゃない。

3. メニューブックの「並び順」を変える

「集客」と聞くと新規客を増やすことばかり考えがちですが、今来ているお客さんに一品多く注文してもらうのも立派な「売上アップ」です。

メニューブックの一番最初に「一番売りたいメニュー」を置いてください。安い順に並べてしまうと、お客さんは安いものから見てそこで止まります。一番高いメニューを一番目立つページの一番上に配置するだけで、客単価が変わります。コスト? ゼロ円です。


② 少しの手間と工夫で動ける集客|SNSと口コミを味方にする

4. 既存メニューの「見せ方」を変えてSNSでバズらせる

奈良県のうどん店のケースが分かりやすいです。新しいメニューを作ったわけじゃない。麺の幅を少し広めに変えただけで、SNSに投稿したら拡散されて注文数が1.5倍になりました。

「目新しさ」はゼロから作らなくていい。既存の要素を組み合わせを変えるだけで生まれます。カツカレーも、カツとカレーはもともと別々にあったものですよね。

インスタグラムやTikTokに投稿するとき、「料理を置いて撮影」するだけじゃなく、「盛り付けの瞬間」「切った断面」「湯気が立つ瞬間」を入れてみてください。動きと「へぇ」という驚きがあると拡散されやすくなります。

5. Googleロコミに丁寧に返信する

ロコミへの返信は、ロコミを書いた本人だけが読むわけじゃありません。次に来る見込み客も読んでいます。「ありがとうございます」の一言で終わらせず、「〇〇がお気に召したとのこと、板前もとても喜びます。次回は季節の〇〇もぜひ」という返し方をするだけで、見ている人に「この店、ちゃんとしてるな」と思ってもらえます。

これも無料でできます。でも継続してやっている飲食店は、実はそう多くない。


③ 月数千円〜の投資で仕組みを作る集客|LINE公式アカウントとGoogle広告

6. LINE公式アカウントで「リスト」を作る

ホットペッパーや食べログはプラットフォームが顧客リストを持っています。あなたが持っているわけじゃない。だから掲載をやめた途端に新規がゼロになる恐怖が生まれる。

LINE公式アカウントを開設して、来店客に「登録で次回使えるサービス券をプレゼント」とレジ横に貼っておくだけで、少しずつ自分のリストが積み上がっていきます。月額費用は無料〜数千円から。そのリストに向けて「今月の特別メニュー」「季節のおすすめ」を週1回配信するだけで、リピート率が変わります。

和歌山県の飲食店経営者の方は、LINE配信と合わせて新メニューを開発(ハンバーグ・ハラミステーキ・エビフライの三点盛りプレート)をリリースしたところ、月商が130万円から450万円まで伸びました。

7. テイクアウト・デリバリーで「第二の入口」を作る

千葉県のお好み焼き店さんは、製薬会社向けの弁当を朝50個受注する仕組みを作りました。単価2,500〜3,000円。店内が満席でなくても売上が立つ仕組みです。

「うちはデリバリーは無理」と思っている方も多いのですが、まず法人向けのお弁当から始めると意外とハードルが低い。近くのオフィスや病院、工場に「こういう弁当を作れます」と一枚チラシを持っていくところから始められます。

8. Google広告を月3万円からテスト的に始める

「広告=お金がかかる」と敬遠されがちですが、Google広告は1日1,000円程度から始められます。「〇〇(地域名) 焼肉」「〇〇 記念日ディナー」など、来てほしいお客さんが検索しそうなキーワードに絞って少額でテストする。

ポイントは、広告をクリックした先のページ(LP)を、「一人利用向け」「宴会向け」「記念日向け」と用途別に分けることです。全部一つのページに詰め込むと誰にも刺さらない。


④ 「値引きなし」で選ばれるための根本的な考え方

9. メニュー名を「作業名」から「ご利益の言葉」に変える

「ハンバーグ 980円」と書かれたメニューを見て、お客さんは何を感じるか。「あ、ハンバーグか」で終わります。

でも「炭火でじっくり焼き上げた、切った瞬間に肉汁があふれる黒毛和牛のハンバーグ」と書かれていたら? 注文したくなりませんか。価格は同じでも、価値の見え方が全然違う。

これをメニュー全体に適用するだけで、同じ料理なのに客単価が上がります。値引きのクーポンをばらまくより、メニューブックの言葉を変える方がずっと効果的で、利益も残ります。

10. 名物メニューを1つ作って「〇〇といえばこの店」を目指す

地域の人が「〇〇食べたいな」と思ったとき、最初に頭に浮かぶお店になること。これが集客の最終形です。

富士山は誰でも知っているけど、日本で2番目に高い山(北岳)を言える人はほぼいない。1番と2番の差は、数字の差より認知の差の方がずっと大きい。

「全部おいしいです」ではなく「これだけは他の店には負けない」という1品を決めて、看板に出す、SNSに繰り返し出す、メニューの1ページ目に大きく載せる。その積み重ねで「脳内の1番」が作られていきます。


集客は「順番」が大事——焦って新規集客から始めないこと

ここまで10個の集客方法を紹介しましたが、一つお伝えしておきたいことがあります。

多くの飲食店経営者が「集客」と聞くと、すぐ「新規客を増やすこと」に意識が向きます。でも、私が20年間指導してきた経験でいうと、順番はこうです。

  1. まず、今いるお客さんから得る売上を最大化する(メニューブック、接客、店内POP)
  2. 次に、来てくれたお客さんをもう一度呼ぶ仕組みを作る(LINE、再来店券、リスト化)
  3. 最後に、新規客を増やす施策を動かす(Google広告、SNS拡散、チラシ)

この順番を逆にして、新規集客ばかりに力を入れても、店内で客単価が上がらず、リピートもされなければ、集めた新規客が「1回来て終わり」になります。それではいくらお金をかけても利益が残らない。

私がコンサルタントとして大切にしているのは「売上より利益を重視する」という考え方です。売上が増えても利益が残らなければ意味がない。集客の施策も、この軸で選ぶと迷いがなくなります。


まとめ|今日から1つ動いてみてください

今回紹介した10個の集客方法を振り返ります。

  • ① Googleビジネスプロフィールを整える(無料)
  • ② 再来店券を渡す(数百円)
  • ③ メニューブックの並び順を変える(無料)
  • ④ 既存メニューの見せ方を変えてSNS投稿(無料)
  • ⑤ Googleロコミに丁寧に返信する(無料)
  • ⑥ LINE公式アカウントでリストを作る(無料〜数千円)
  • ⑦ テイクアウト・デリバリーで第二の入口を作る(準備コストのみ)
  • ⑧ Google広告を月3万円からテスト(少額から可)
  • ⑨ メニュー名を「ご利益の言葉」に変える(無料)
  • ⑩ 名物メニューを1つ作って「〇〇といえばこの店」を目指す

一気に全部やろうとしなくていいです。まず明日、Googleビジネスプロフィールを開いて写真を1枚追加することから始めてみてください。

「うちの料理は本当に自信がある。でも、なぜかお客さんに伝わっていない気がする」——そういう想いを持っている飲食店経営者の方に、私のメソッドは特に届きやすいと思っています。

集客の仕組みを体系的に学びたい方は、まず無料のメールセミナーから始めてみてください。全12回で、集客から利益アップまでの流れをステップで解説しています。読んでいただくだけで「何から手をつければいいか」が見えてくるはずです。お気軽にどうぞ。

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  • この記事を書いた人

ハワードジョイマン

利益倍増アドバイザー 中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345) 絵本作家(構想・シナリオ担当) ・有限会社繁盛店研究所 代表取締役 ・株式会社繁盛店研究出版 取締役 ・繁盛店グループ総代表 ・株式会社トクスル 代表取締役 ・株式会社日本中央投資会 代表取締役 1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区) 自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。 大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。 市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。 取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。 お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。 こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。 発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。 会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。 コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。 どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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