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バズるメニューの作り方|個人店でもSNSで話題になる作り方

先日、奈良県でうどん店を営む会員さんから、こんな報告をいただきました。

「ジョイマンさん、麺の幅を少し広くしただけなのに、Instagramでバズって注文が1.5倍になりました!」

麺の幅を変えた。それだけです。新しい食材を仕入れたわけでも、厨房設備を入れ替えたわけでもない。ただ「見た目と食感の変化」をSNSに投稿したら、フォロワーが一気に拡散してくれた。

「バズるメニューを作るなんて、有名店や資金力のある店舗じゃないとできない」と思っていませんか? 実はそれ、大きな誤解なんです。今日はその誤解を丁寧に解きほぐしながら、個人店でもSNSで話題になるメニューの作り方を、実際の事例を交えてステップ形式でお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. バズるメニューが「ゼロから発明」でなくていい理由
  2. SNSで話題になるメニューに共通する3つの条件
  3. 個人店オーナーが今日から実践できる5ステップ
  4. 投稿後に拡散を加速させる「ご利益の言葉」の使い方

こんな方におすすめ

  • ✅ 料理の腕には自信があるのにSNSで全然反応がない方
  • ✅ 「バズるメニューを作りたいけど何から手をつければいいか分からない」方
  • ✅ 設備投資や大幅なメニュー改訂をせずに集客力を上げたい方
  • ✅ ホットペッパーや食べログ依存から抜け出したいと考えている方
  • ✅ SNSが苦手だけど、自力集客の仕組みを作りたい方

バズるメニューは「発明」ではなく「組み合わせ」でできている

まず最初に、根本的な考え方を整理しましょう。

「バズるメニュー=誰も見たことのない斬新な一品」と思い込んでいる方が多いのですが、実際はほぼ逆です。カツカレーはカツ丼とカレーの組み合わせ。消しゴム付き鉛筆は鉛筆と消しゴムの組み合わせ。バナナクリームパンはバナナとクリームパンの組み合わせ。世の中の「ヒット商品」のほとんどは、すでに存在する要素を新しい角度でつなぎ合わせたものです。

飲食店のSNSバズも同じ構造です。冒頭の奈良のうどん店さんも、使っている麺の素材を変えたわけじゃない。幅を少し変えただけ。でもその「見た目の変化」がSNS映えし、「こんなうどん見たことない」という新鮮さを生みました。

「バズを狙うと空振りする。でも『自分のお店らしさを1ミリ尖らせる』ことを繰り返していたら、いつの間にかバズっていた、というのが正直なところです。お客さんが驚く瞬間を作る、それだけを考えてください」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・繁盛店グループ総代表)

SNSで話題になるメニューに共通する3つの条件

20年以上、全国の飲食店・美容室・小売店を指導してきた経験から言うと、SNSで話題になったメニューには必ず次の3つの条件が揃っています。

チェックポイント①:「スクリーンショットしたくなる見た目」があるか

SNSはまず目で止まることが大前提。どれだけ美味しくても、スクロールの親指が止まらなければ存在しないも同然です。「高さ」「色の対比」「意外な盛り付け」「ありえない量感」――視覚的なインパクトのフックが1つあるかどうかを確認してください。

✅ ポイント:既存メニューをそのまま投稿するのではなく、「この料理の一番かっこいい断面はどこか」「真上から撮ったら面白いか」を考えるだけで印象が劇的に変わります。

チェックポイント②:「このお店でしか食べられない」という文脈があるか

Instagramで「ハンバーグ」と検索すると何十万件もヒットします。その中で選ばれるには、「このお店のこのハンバーグ」という固有性が必要です。食材の産地・仕込みのこだわり・シェフの背景・地域の文化との接点――どれか一つ「ここだけ」の物語があるか確認してください。

✅ ポイント:「物語のないメニューはコモディティ(どこでも買えるもの)になります。小さな物語でいい。でも必ず1つは付けること。

チェックポイント③:「誰かに教えたくなる理由」があるか

SNSの拡散は「シェア」で起きます。人がシェアする理由は「自分が教えてあげることで、相手に喜ばれたい」という心理。つまり、「友達に教えたら喜ばれそう」「このお店知ってるよって言いたい」と思わせる何かがあるか、がポイントです。

✅ ポイント:「驚き」「懐かしさ」「限定感」「コスパ感」のどれか一つがあれば、シェア動機が生まれます。

✓ ここまでのポイント

  • バズるメニューは「既存要素の組み合わせ」で十分。ゼロから発明する必要はない
  • SNSで話題になるには「見た目のフック」「固有の物語」「シェアしたい理由」の3条件が揃うことが重要

「和歌山県の飲食店さんは、ハンバーグ・ハラミステーキ・エビフライの3種を一皿に盛る『メイン3つ同時盛り』プレートを作っただけで、月商が130万円から450万円に伸びました。地域に存在しないコンセプトを作ることで、SNSで広まり客単価と集客数が同時に上がったんです」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・繁盛店グループ総代表)

個人店オーナーが今日から動ける「バズるメニュー」5ステップ

ここからが本題です。実際に手を動かせる順番で解説します。

バズるメニュー STEP 1

口コミとSNSで「すでに評価されているポイント」を掘り起こす

Googleビジネスプロフィールと食べログの口コミを全部読んでみてください。お客さんが自然に書いた言葉の中に、「自店の強み」が隠れています。鳥取県のラーメン店さんは、口コミをAIで分析した結果、「スープの質」「懐かしさ」「立地の便利さ」が評価されていることが判明。その言葉をメニュー欄のキャッチコピーに反映させたところ、訴求力が格段に上がりました。自分が「強み」だと思っていることと、お客さんが感じている強みはズレていることが多い。まずここを棚下ろしするところから始めてください。

⚠️ よくある失敗:「口コミなんてあまり見てない」という方が多い。でも口コミはお客さんが無料で書いてくれた市場調査レポートです。読まないのは宝の山を捨てているのと同じ。

バズるメニュー STEP 2

「既存の要素」を3つ書き出して、新しい組み合わせを考える

現在のメニューリストを広げて、「この食材とこの調理法を組み合わせたらどうなるか」を10パターン書き出してください。この作業にお金は一切かかりません。新しい食材を仕入れるのは最後の最後。まずある素材で「見たことのない組み合わせ」を探す。奈良のうどん店が麺の幅を変えただけでSNSバズを起こしたように、変化は小さくていい。「ちょっと違う」が「全然違う」に見える瞬間がある。

⚠️ よくある失敗:組み合わせを考えるとき「売れるかどうか」を最初に考えて手が止まる。このステップでは「面白いかどうか」だけを基準にする。売れるかどうかは次のステップで考える。

バズるメニュー STEP 3

「ご利益の言葉」でメニュー名を作り直す

ここが一番大事なステップです。「カット」ではなく「朝のセットが楽になる扱いやすさカット」。「ハンバーグ」ではなく「肉汁あふれる炙り焼きハンバーグ」。お客さんが知りたいのは「このメニューを頼むと自分はどう良くなるか」です。メニュー名を作業名から「ご利益の言葉」に変えるだけで、SNSのキャプションが劇的に面白くなります。そして「ご利益の言葉」がついたメニューは、投稿を見た人が「食べてみたい」と直感的に感じやすい。

⚠️ よくある失敗:メニュー名を変えることに「変な名前になる」という抵抗を感じる方が多い。でも読んでいるお客さんは、素材名だけのメニュー名ではほぼ素通りしています。少し大げさなくらいで丁度いい。

バズるメニュー STEP 4

「最も映える瞬間」を撮影してSNSに投稿する

スマートフォンで十分です。ポイントは「盛り付けの一番かっこいい瞬間を撮る」こと。断面・湯気・引き上げる瞬間・ソースをかける瞬間など、「動き」がある場面は静止画でも伝わりやすい。Instagramのリール(縦型動画)は現在、アルゴリズム的にも拡散されやすい形式です。投稿時のキャプションには必ず「ご利益の言葉」を入れ、「なぜこのメニューを作ったか」の小さなストーリーを添えてください。

⚠️ よくある失敗:「完璧な写真が撮れるまで投稿しない」という完璧主義。SNSは継続と頻度が命。80点の投稿を今日上げる方が、100点の投稿を3週間後に上げるより何倍も価値がある。

バズるメニュー STEP 5

反応データを読んで「次の組み合わせ」に活かす

投稿後1週間のデータ(いいね数・保存数・コメント内容)を確認します。特に「保存数」は「また見返したい」という意志の表れなので、バズの予兆として重要です。どの投稿が反応されたか、お客さんがコメントで何を言っているかを読むと、次のメニュー開発のヒントが自然と集まってきます。このサイクルを3ヶ月回すだけで、SNS経由の来店がじわじわ増えてきます。

⚠️ よくある失敗:1回投稿してバズらなかったら「うちは無理だ」と諦める。SNSは最低3ヶ月・30投稿は続けて初めて傾向が見えてくる。1発勝負ではなく仕組みとして捉える。

「メニューがバズった後」が本当の勝負

SNSで話題になっても、来店したお客さんをリピーターにできなければ意味がありません。バズで来た新規客がまた来たくなる仕掛けとして、必ずセットで準備してほしいのが次の2つです。

❌ バズだけで終わるパターン(よくある失敗)

  • 来店客にLINE登録を促さない
  • 次回来店の理由(限定メニュー・次回特典)を渡さない
  • 口コミ投稿のお願いをしない

✅ バズを「仕組み」につなげるアプローチ

  • 来店時にLINE公式アカウントの友達追加を促し、次回来店のご案内を配信
  • 「バズったメニューの次作」を予告してリピート動機を作る
  • Googleビジネスプロフィールへの口コミ投稿をお願いし、検索流入も同時に強化する

バズは入口。リピーターへの導線こそが「売上と利益が残る仕組み」です。千葉県のお好み焼き店さんは、店内集客の仕組みと並行して製薬会社向けのMR弁当(1個2,500〜3,000円)を朝50個受注する安定収益ルートを作り上げました。SNSバズをきっかけに認知が広がり、法人向けの問い合わせにもつながった事例です。

「月商300万円から月商2億5,000万円を達成した飲食店経営者の方も、最初は一つのメニューに丁寧に向き合うことから始まりました。SNSで話題になることと、利益が残る仕組みを同時に作ること。この両輪があって初めて『繁盛』と言えると思います」

増益繁盛クラブメンバー(飲食店経営者・実績:月商300万円→2億5,000万円)

まとめ:バズるメニューは「今あるもの」の中にある

ここまで読んでいただいてお分かりのように、バズるメニューを作るのに特別な才能も多額の投資も必要ありません。必要なのは「今あるメニューを新しい角度で見直す視点」と「ご利益の言葉で伝え直す技術」、そして「小さな投稿を続ける習慣」の3つだけです。

私ハワードジョイマンは、中小企業診断士として20年以上・全国の飲食店・美容室・小売店経営者をサポートしてきましたが、「売上より利益を重視する」という考え方を持って実践された方は、必ず変化が出ています。SNSバズも、その変化を起こすための一つのステップです。

まずは自分のお店のGoogleビジネスプロフィールの口コミを全部読んでみてください。そこに、あなたのお店のバズるメニューのヒントが、きっと隠れています。

SNSでの集客の仕組みづくりをもっと体系的に学びたい方は、まずは無料メルマガ「繁盛店になるための12のステップ」から始めてみてください。専門用語ゼロで、今日から動ける内容をお届けしています。

また、「バズるメニューの作り方」から「来店客をリピーターにする仕組み」まで、顧客の購買行動を軸に体系化した教材も用意しています。ぜひ一度、手に取ってみてください。

顧客の購買行動を軸とした 販促改善の教科書

本格的に仕組みを作っていきたい方は、全国の飲食店・美容室経営者が参加する会員制コンサルティングの詳細もぜひご覧ください。入会後もご満足いただけなければ、翌月から違約金なしで退会できますので、まずは気軽に覗いてみてください。お待ちしております。

https://haward-joyman.com/zouekihanjyou/

  • この記事を書いた人

ハワードジョイマン

利益倍増アドバイザー 中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345) 絵本作家(構想・シナリオ担当) ・有限会社繁盛店研究所 代表取締役 ・株式会社繁盛店研究出版 取締役 ・繁盛店グループ総代表 ・株式会社トクスル 代表取締役 ・株式会社日本中央投資会 代表取締役 1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区) 自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。 大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。 市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。 取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。 お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。 こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。 発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。 会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。 コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。 どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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